保育者の声(つぶやき)
令和5年9月29日 更新分
0歳児(もみじ) CDから流れてきた曲に合わせて、保育士が“おもちゃのチャチャチャ”とふと口ずさむと 子供達がパチパチと手を合わせました。 子ども達が嬉しそうに手を叩く姿に保育士も一緒に踊ると“チャチャチャ” の場面では更に満面の笑みで手を叩きます。 最近は手を叩くだけでなく“すやすや眠る頃~♪”の所で手を合わせてほっぺに持っていき 眠る仕草も様になってきました。 このように興味がある時期にたくさんの童謡を歌っていきたいと思いました。 1歳児(もみじ) 運動会に向けて先に練習していたふたば組さんの動きや保育士の動きを見ながら 踊りを始めました。 初めは雰囲気に圧倒されていた子ども達もピョンピョンとジャンプしたりクルクル回ったり 手を叩いたりとそれぞれ気に入った動きの所から真似をするようになりました。 中には、「キラキラ~ピッ!!」という保育士の掛け声に手を腰に当て準備万端の子もいたり その日の気分で見ているだけの子もいたりするのですが、ニコニコの子ども達と 一緒に居るだけで『楽しい』が伝わってきます。 当日は温かい応援をお願いします。 2歳児(ふたば) アルコール消毒のお手伝い争奪戦を境に、お当番カードを作り”今日のお当番” を取り入れて二か月が過ぎました。 最初はいきなり飛び込んだ“お当番”の導入に戸惑い、受け入れがたく、 “アルコール消毒の引っ越しをしたいだけだよー”の気持ちを涙と共にのみこむ日が続きました。 それでも、日々繰り返し過ごす中で“お当番”の意味がなんとなく子供達に浸透し始め やがて、保育者がお当番カードをめくる時間が来ると、子供達のアンテナがピコピコと受信し始め お当番カードの前に集まってきます。 そして今か今かと固唾を呑み(ちょっと大げさ?)カードがめくられるその一点に集中します。 そしてわずかに見えた子供達がまるで早押しクイズ並の熱量で名前を読み上げます。 すると、名前を呼ばれた子供達は、喜びながら、アルコール消毒の所へ向かいます。 スポーツ並の連係プレー、お見事しか言いようが在りません。 この姿ばかりではなく、自分の目でお当番カードの名前を確認して行動するしっかり派や お友達から優しく「当番だよ」とエールのこもった促しを受け動き出す子供など スイッチの入り方は様々ですが、一つ共通しているのは“今日のお当番”を理解でき 取り合いも・悔し涙もぜ~んぶうっぱらい、順番を理解しそれを待つことを獲得したのです。 そして、お当番の仕事をやり遂げる喜びや、お友達のお当番も応援する心を培いました。 そしてその心で、今、子供達は運動会という目標に向かって進んでいます。 |
色塗りを始めると、「これどうやっておじいちゃんおばあちゃんにあげるのー?」 と言ったRちゃん。 「あすなろ組さんが赤いポストに入れると郵便屋さんがおじいちゃんおばあちゃん家の 郵便受けに配達してくれてるんだよ」と保育士が話をすると、「郵便受けって何―?」 「Rちゃん家にも郵便受けにお手紙が届くでしょ?」「Rちゃん家にはないよー!」 「Aちゃん家にもなーい!」と答えました。 今はメールやSNSが普及してお手紙などが減ってきたこともあり“家の郵便受けに お手紙が届く”ということを知らない子ども達が多いんだなあと思いました。 そこで子ども達に郵便屋さんやポストなどをどう伝えようか考えて 『てがみぼうやのゆくところ』の絵本を準備しました。 すると子ども達は釘付けになって話しを聞いていました。 絵本を読み終え、「みんなが色塗りをしたお手紙はこうやって敬老の日に おじいちゃんおばあちゃんの所に届けられるんだよ」と話をすると、「へぇーそうなんだー!」 「僕のお父さん、郵便屋さんだよ!」などという声が聞こえてきました。 手紙はメールなど一瞬で送信できるものとは異なり、書き始めてから届くまでに時間は要しますが その時間には、送る人の思いがぎっしり詰まっています。 もちろんメール・SNSの良さもあり、今後子ども達にとってはそれらが占める割合が 多くなると考えると届ける方法のひとつとして 今回の手紙を送るという経験は良い機会になったと思いました。 |
虫探しの散歩の帰り道にちょっと寄り道…運動会で使うものの入った箱を出し 保育室まで運んでもらいました。 「先生、何入っているの?」聞かれましたが、「運動会で使うんだけどまだ秘密」と答えると 「え~何だろう⁉」と子どもの想像は膨らみます。 するとAちゃんが「ねぇ、この箱うまい棒の箱じゃない⁉」とつぶやくと 「あっ、本当だ。もしかしてうまい棒⁉」と、しばらく何味が好きかという話題で 大盛り上がりでした。 様子を見ながら中身は見せないように保育士が箱の中に手を入れて ”シャカシャカ”と音を鳴らしました。 するとシーンとなり音に耳を澄ませます。 「えっ、何の音⁉」「音が出るおもちゃ⁉」「うまい棒じゃないじゃん」とプチパニック(;’∀’) 中々思いつかなかったようで「先生、もう分からな~い」「教えて!!」と。 「よーし、見せるよ。箱の中身はこれでしたー!!」とピンクと黄色のポンポンを出すと 「わぁキラキラしてきれい」「あっこれ、前あすなろさんとのびろさんが使ったやつだ」 「♪わすれないでいーつでも♪のやつだ」「あ~サチアレね」とポンポンに負けないくらい 子ども達の目もキラキラしていました。 つくし組の時に見て、憧れがあったのだと思います。 あちらこちらから「やりたーい」の声が上がり、導入は大成功です(*^^*) 何事も始めが肝心だと心得ている私は、まずは正しく持つことから始めました。 慣れない事で「上手く持てなーい」と苦戦する子どももいましたが 手を添えて教えたり子ども同士で「こうだよ」と教え合う姿も見られ 多くの子どもがポンポンを正しく持つことができました。 次に両手を上げポンポンを振ってみました。 シャカシャカという音が保育室に響き、子ども達も嬉しそう。 すかさず「みんな上手。ポンポン綺麗だよ」と褒めました。 その時、数人の子どもの手からポンポンが落ちました。 「何で落ちたんだろう⁉」と私が投げかけるとポンポンを見ながらそれぞれが考えます。 「ゴム(持ち手)の所に手を入れてなかったんじゃないの?」と話すBちゃんに 「ゴムの所に手、いれてたばい!!」とポンポンを落としたC君が答えます。 それを聞いて「ぎゅって握ってなかったんじゃないと?」と言うDちゃんの言葉を聞き、 「あーそうかも⁉」と納得したようにポンポンを持ち直し 思いっきり振ってみると今度は落ちません。 「こうやって持ったら落ちないねー」と子ども達自身で考え、謎が解け みんな得意げポンポンを振っていました。 私はそれを見た時、嬉しくて「すごい!!よく気付いたね」と声を上げました。 4月のつぶやきには子どもの”何でだろう”のつぶやきに耳を傾け 一緒に考えていきたいと書きましたが今回のようにこちらからの”なんでだろう”の 発信に対して子ども達がじっくり考え自分達の力だけで解決できたことに 大きな成長を感じ、嬉しく思いました。 これも今までのいろんな”なんで”をみんなで一緒に考えてきた経験の 積み重ねがあってこそだと思います。 これからもたくさんの”なんでだろう”を子ども達に投げかけていきたいです。 |
その中でも翌日の矢護川公園での水遊びは4月のおみしり遠足の時から ずっと、ずっと期待を膨らませていました。 キャンプ二日目、水遊びができる嬉しさで思っていた以上に元気に目覚め パワー全開!!いざ出発です。 初生神社に到着し、お参りをし、掃除を済ませると”きれいになりました。 ありがとう。いっぱい遊んでね”の神様の声が聞こえたかのように水へ入り 浅瀬に寝転んだりサワガニを捕まえたり、更に少し段差から 水が流れ落ちるところへ行き、まるでシャワーのように頭から水を浴びる 子供達のダイナミックな遊びには脱帽しました。 大満足の子供達からは、「楽しかった!!」の声が揃いました。 一緒にいた私も納得の一言でした。昨日と今日のこの二日間で、確実に逞しくなりました。 又、みんなで共有した楽しかった時間が、これから先において心のエネルギーとなり 様々な場面で活かされていくことを期待します。 |
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