保育者の声(つぶやき)
令和6年8月30日 更新分
0歳児(もみじ) 沐浴が始まったころは、泣いていた子供も慣れてきて、 今では沐浴室の入り口から名前を呼ぶと笑顔でハイハイや歩いて来ます。 浴槽に入ると気持ち良さそうに座ったり、水面を手で叩いて水しぶきをあげます。 順番が待ちきれず、ドアの外に子ども達の可愛らしい シルエットが浮かぶこともあります。 子供達の沐浴後のすっきりとした表情や気持ち良さそうな表情を見て、 沐浴が心地よい時間になっていることを感じています。 1歳児(もみじ) お友達と一緒に遊ぶ姿はまだ多くはないですが、同じことをそれぞれに楽しんだり、 お友達がしている事、持っている物が気になったりと 少しずつ周りの人との関わりが増えつつある子供達。 それに伴い、笑顔や笑い声が増える一方で、取り合いっこなどの トラブルも多く見られるようになってきました。 そんな時は「かーしーて!」と言ってみようと誘い声を掛けると 気持ちが伝わり、貸してくれました。 すぐに保育者が率先し「ありがとう」と言葉を添えると、 ぺこっと頭を下げる姿も見られるようになってきました。 これからも子供達の気持ちを受け止め、代弁しながらやり取りをする事で、 少しずつ貸し借りができるようになってくるといいなと思っています。 2歳児(ふたば) 七夕祭りの出し物に取り組む為に、子供達に「ダンスをするよ」の声を掛けると ”なんだろう””何を踊るんだろう?”と興味津々で集まってきました。 音楽に合わせて保育士が踊ってみると、それを見ていた子供達も 気に入った振りをノリノリで踊り始めました。 繰り返し取り組む中、振りを覚えた子供達は、歌を歌いながら踊ったり、 曲の途中で「さくらんぼ」「チェリービーム」と掛け声を入れたりするようになり、 「さくらんぼ踊りますよ」と伝えると、サァーと横一列に並び、 手は腰で準備するようになりました。 そんな子供達のお気に入りのポーズは”チェリービーム”でほっぺに 両手でグーを作り、そこから前にピースのサインを出していきます。 ある日、保育者と一緒にI君にチェリービームのポーズをとっていると 「僕も」「○○ちゃんもする」と次々に手が上がり、 急遽チェリービームの発表会になりました。 みんなの発表を終えたところで曲を流すと、 お気に入りポーズが更に自信がつき決まっていました。 子供達の”楽しい” ”大好き”という思いが踊ることへの意欲へつながり、 七夕祭り当日の舞台での姿になったと成長を嬉しく感じました。 |
何味のアイスクリームにするか決める時、「僕はオレンジ」「いちごにする」など、 お友達と話しながら決める子供もいれば、なかなか決められず 迷ってる子供もいたので「〇〇君は何味のアイスクリームが好き?」と聞くと、 「ぶどう」と言いました。 そのようなやり取りをしながら好きな味が決まりました。 アイスクリームの味が決まったら綿棒に好きな絵具を付けてトッピング! 「私はピンクにする」「青にするー!」「黄色がいいな~!」などと たくさんの絵の具からトッピングの色を選び、「ぽんぽんぽん」と声を出しながら スタンプし楽しむ子ども達。 最後にコーン型に切った紙にアイスクリームを2個のせるとまるでサーティワン‼ 子供達も思わず口に運ぶおいしそうなアイスクリームが完成しました。 すると、「おいしいね」と友達と言葉を交わしながら遊ぶ仕草が あちらこちらで始まりました。 製作遊びをする中で何度か自分達で考え選んだり決めたりする場面がありました。 それをクリアできる力がついてきていることを感じたアイスクリーム作りでした。 |
比べ物にならないくらいのスピードで着替え始めるのびろさん。 プール遊びが楽しみなのが伺えます。 初めの頃は、顔つけを躊躇していたお友達も今では、自ら顔つけができるようになり、 「先生、見てて!」と言い、顔つけをして見せてくれます。 顔つけができるようになったことで自信がつき、顔つけをしたまま保育者が 両手を持つとスーッと進めるようになってきたりビート板を渡って 飛び込むこともできるようになり、ダイナミックな遊びへと変化し始めました。 残すところあとわずかな水遊び。思う存分楽しみ、挑戦し、 来年のあすなろ組になった時にその自信がつながっている事と思います。 |
「蝉捕まえたいなー。先生、網を作って‼」の要望を受け、 長い竹・針金・野菜ネットを使ってお手製の網を作りました。 去年のつぶやきにも蝉取りのことを書いたのですが、子供達の成長と共に 蝉取りもレベルアップした為、蝉取り網が足りなくなりました。 そこで、「網作ってみる?」と提案すると数人の子供達が集まり、 自分達で虫取り網作りに挑戦しました。 野菜ネットの隙間に針金を通して、それを竹にビニールテープで固定します。 一人ではできないので「どうやってテープ貼る?」「テープ巻くけん竹持ってて」 「壊れないようにテープはしっかり巻かなんね」などと友達と協力しながら作っていました。 難しい部分は保育士が援助し、あすなろ組お手製の網が完成しました。 自分で作った網を持っていざ蝉取りです。去年もしていたので、 蝉がよく止まっている木は把握済みで、あっという間に蝉を発見です。 「アブラゼミいた‼」と大興奮で叫びました。 蝉の止まっている木の枝に網を伸ばしたので私も興奮気味で 「頑張れ‼」と声を掛けました。 しかし子供達は慌てません。まずは届くかどうか網を伸ばして確認です。 そして必要であれば、一旦おろして網の角度を微調整してから捕まえます。 「やったー‼捕まえた‼」「あ~ぁ逃げられた」の声が響きます。 蝉さんも捕まらないようにと高い所に止まっているので、 ここは子供達と蝉さんの知恵比べです。 タイヤに乗ったり、大型遊具に登って捕まえたりと試行錯誤…それでも届かない時には 「A先生、蝉捕まえてください」と近くにいる先生にお願いです。 A先生でも届かないことが分かり、子供達はあきらめるかなと思いきや、 園庭を見渡し、「B先生の方が背が高いけん届くかも‼」と 今度はB先生を呼びに行っていました。 そんな子供達の姿によく考えてるなと感心です。 中々捕まえられない子供もいますが保育士や上手な友達にコツを聞いたりして 諦めず毎日取り組んでいます。 「先生‼自分で捕まえた‼」の報告を楽しみにしています。 蝉取りを通して、捕まえた満足感はもちろんですが、 友達と協力して得られる達成感を味わうだけでなく”どうすればいいのか”と 子供同士で考える力も培われているなと嬉しく思います。 |
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