保育者の声(つぶやき)
令和6年7月26日 更新分
0歳児(もみじ) 手作りおもちゃのポットン落とし(タッパーの蓋に丸く穴を開けたもの)を用意すると、 興味を示し、すぐに鈴が入ったプラスチック製のボールを手に取りました。 そこで、保育士が手を添えて穴の上に置いたそのボールを一緒にギュッと押し込むと ボールが落ち、鈴が鳴りました。 その時、保育士ができたねと手をたたき喜ぶと、子どもも同じように拍手をして喜びました。 それからはだんだんとコツを得、ポットン落としを繰り返しました。 そして、入れるボールがなくなると、タッパーを保育士に渡して、もう一度のアピール、 気持ちを受け止めボールを出すと繰り返し遊びが続きました。 1歳児(もみじ) 水着に着替え、裏庭のプールへ出発‼途中、廊下のお魚に手を振りながらウッドデッキに到着。 プールの水に体を慣らしてから、いよいよプールに入ります。 プールの中へ入って、又はプールの周りでバケツに水を入れジャーッと ひっくり返し流れる水を楽しんだり、保育士がじょうろを傾けると流れ出る水を見て、 「わぁ~」と声を上げ楽しんでいます。 それぞれのペースで水に慣れ親しみながら水遊びがもっと楽しいに変わり、 更に遊びがステップアップできるように関わっていきたいと思いました。 2歳児(ふたば) 戸外遊びが大好きなふたば組さんは、毎日汗をかくのも相当なものです。 遊んだ後(給食の前)お部屋に入り着替えの準備が整ったところで、 「靴下、ズボン、Tシャツを脱いで新しい洋服に着替えましょうね。」と声を掛けると、 一人で脱げる子どももいますが、脱げずに「して下さい」と言ってくる子ども、 関心が他の方へ向き遊んでいる子どももには洋服の裾を持って両肘を 上手く使いながら脱ぐ方法や、袖口を持って肘を抜く方法を一緒に繰り返すうちに、 少しずつやり方が身についてきました。 そんなある日、Mちゃんが「脱げた」と洋服を持ってきました。 「すごい、頑張ったね」とハイタッチ‼拍手をしながら「みんな、Mちゃんが一人で脱げたよ」 と知らせると、子ども達からも拍手が起こり、Mちゃんは照れながら笑みを浮かべていました。 お友だちの「できた」を一緒に喜んでくれるふたば組さんに私も笑顔と元気をもらいました。 一人ひとりのペースに合わせ、繰り返していく中で「一人で出来た」という成功体験を 自信へつなげ、やる気意欲を高めていきたいと思います。 |
保育者が鋏の正しい使い方を伝えると、真剣な表情で聞いていました。 保育者と一緒に約束事の確認をしていると、「こっちを持ったら手が切れちゃうからね!」 「絶対お友だちの方には向けないよね!」 など、子ども達から声が聞こえてきました。 鋏を持って"ぐーぱー、ぐーぱー"と手を動かす事を伝えると、 紙を切る前に「ぐーぱー、ぐーぱー」と練習していました。 実際に紙を切ってみると、自分の指を切らないように少しずつ手をずらしながら、 反対の手で鋏を動かすという左右の手が違う動きを同時にするということが難しそうでした。 しかし、繰り返し行うことで、コツをつかんできたようで、「1人でやってみる!」と、 挑戦が始まりました。何度も回数を重ねて行くうちに、自分で上手にできるようになりました。 そのことが嬉しくて、途中でやめたいという子どもは一人もおらず、「まだやる!!」 と言う子ども達、その言葉から鋏遊びの楽しさを感じたように見えました。 この機を逃さず、これからも鋏を使った遊びがどんどん広がるるようにしていきたいと思います。 |
今月は、お化けの壁面を製作しました。 黒の画用紙を配り、白のクレヨンでお化けの形を描き始めました。 すると「ん~形がわからん!」と言う子どもの声が聞こえてきました。 そこで見本を描いて見せると、それを見ながら描いたり、 「しっぽみたいにピョンって描けばいいか!」と本人なりに納得し、描き始める姿が見られました。 そして次は、白の絵の具を塗ります。 母の日、父の日の似顔絵描きで筆の使い方、塗り方にも慣れ、どんどん塗っていきます。 「よし、できた!先生、次は何?」と意欲満々です。 絵の具が乾くと顔のパーツを描き、個性豊かなお化けたちが出来上がりました。 黒のビニールに貼り付け、カラフルな星を散りばめると、 一気に夜の世界になり子ども達も「うわーすごい!」と大喜びし、 友だち同士で大盛り上がりでした。 |
スイカ割りをする上で出てくる課題は順番です。 公平を期すためにくじ引きにしました。 紙を配り自分で名前や絵を描いてくじを作りました。 できたら折って箱に入れるのですが、「一番になりますように」「お願いお願い」と 言いながら入れる姿にスイカ割りへの気合いを感じました。 「くじ引きはみんな平等だよ。何人目で割れるかわからないから文句なしね。」 と伝えると「楽しみだなー」「スイカ割りできるかな⁉」と期待を膨らませて神社に向かいました。 スイカ割りのルール(目隠しをすること・他の人は言葉で誘導すること)を確認し、 いよいよスタートです。「一人目は○○ちゃんです」と呼ばれると嬉しそうに立ち上がりました。 他の子供達は「真っすぐ!」「右‼右‼」「違―う」「そこ‼」と目隠ししている友だちを 一致団結して一生懸命誘導します。 その大歓声に神様もびっくりしたかもしれません。”座って見る”と伝えていたものの 興奮のあまりに立ち上がってしまう子供もいました。 「そこ‼」と言われ、棒を思いっきり振りかぶりました。 スイカには当たらなかったものの、「あーあ」「惜しい」の友だちの声に満足そうでした。 そしてBちゃんがスイカにひびを入れました‼これには「割れた⁉」と大興奮ですが まだひびが入っただけです。 その後、Cちゃんが更にひびを入れ、D君が振りかぶった棒がスイカの中央に当たり、 ついにその時が来ました。 その瞬間「やったー!」「割れたー」と立ち上がり、スイカの周りに集まって大喜びでした。 給食の先生に切ってもらい実食です。 普段スイカが苦手なD君に「スイカ小さくしてもらう⁉」と伝えると 「このスイカは別だから小さくしなくて大丈夫」と…スイカ割りの特別感を感じたようです。 「あまっ」「おいしい」とみんなおかわりしました。 更に続きがあります。 E君が「お家にこの種を植えたらスイカできるかな」の一言をきっかけに、 みんなが「先生、種持って帰っていいですか?」とティッシュに包み始めました。 二十日大根の種まきをした事と繋がったのかなと思い嬉しくなりました。 目隠しでスイカを割る・みんなでそのスイカをを頂く。 そして、種まきまで楽しみを広げました。 きっとこの経験は、忘れられない思い出になったに違いありません。 |
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