保育者の声(つぶやき)

令和5年7月28日 更新分



0歳児(もみじ)

「お茶を飲みましょう」と声を掛け、子ども達

マグを渡すと自分で持って、又は保育士に持ってもらいながら飲み始めます。

ある程度飲み、手から離れた所を見計らい片付けました。

すると、パタパタと音がしました。

振り向き、子どもの表情を見た瞬間「あっ!!」と思いマグを渡すと

すぐに口へ運び再びお茶を飲み始めました。

パタパタの音は「まだ飲みたいよ~」の意思表示でした。

このように、園生活を送る中で少しずづ指差しや手を伸ばして仕草で伝えたり

喃語を発したりと子どもたちなりの意思表示ができるようになってきました。

そんな子ども達の思いをしっかり受け止めながら

自分の思いが伝わる喜びを感じられるようにしていきたいと思います。


1歳児(もみじ)

蒸し暑い日が続き、少し動くと汗びっしょりになる毎日。

そんな中でも子ども達は元気一杯で楽しそうな姿を見せてくれています。
 
遊んでいる途中に「お茶を飲もう!!」と呼び掛け、水筒を見せると

保育士の所へ走って来ます。

水筒入れのカゴから自分の水筒を取り飲み始める子ども達。

中には「○○ちゃーん」「○○くーん」と名前を呼びながら

お友達に水筒を配る姿もあり、保育士のする事をよく見ているんだなぁーと思い

子ども達の成長・優しさを感じ、これから更に暑くなってくるので

水分補給をしっかりしながら元気一杯過ごしていきたいです。



2歳児(ふたば)

”紫陽花や~”の声に誘われ振り向くと、Tちゃんがトイレに置かれている

花瓶に挿してある紫陽花を見て言った言葉でした。

そこで「溜めてはこぼす」と続きの句を詠むと周りにいた子供も加わり

「雨の音」と一句詠みあげました。

それに留まらず欲を出した私が「成田」と作者名を言うと、トイレにいた全員が

「蒼虬(そうきゅう)」と下の名前を言いました。

それは六月のパターン保育の中で、詠み上げた句でした。

Tちゃんが紫陽花を見て、とっさにこぼれ出た心の豊かさでした。

また周りの子供達もリズムの良い、日本語の美しい響きをしみこませていました。

繰り返し遊ぶ事により身につく教養(心の豊かさ)を感じました。

そして、これからも先人たちに長い間受け継がれてきた日本語の美しい響きを

私達大人が受け継ぎ子供達と共に共有していきたいと思いました。




 
今年から大きなプールでの水遊びが始まりました。

“大丈夫かな”と抱く私の不安をかき消すかのように瞬く間に慣れ

プールの中は笑顔の花でいっぱいになりました。

その内にワニさん歩き・頭から水をかぶったりと遊びもダイナミックになりました。

また、新兵器“水鉄砲”を取り入れました。

すると水を入れる方法は初めてとは思えないくらいのマスター力

たちまちピストンを動かし、水が飛び出しました。

それからは言うまでもありません。

繰り返し遊ぶうちに飛距離は伸び、時々上に向けて発射する技が飛び出すと

「雨が降ってきたー!」楽しむ子ども達です。

また、子ども達間で掛け合いが始まりました。

その時、二度目の不安がよぎりましたが、ケラケラの笑い声が聞こえ“お返しだー!”

と言わんばかりに水を飛ばしたりする姿にまたかき消されました。

これから続く水遊びの中で、どんな成長があるのか楽しみです。

その為にも様々な工夫をしていきたいと思いました。




夏の風物詩である風鈴作りを行いました。

「今日は風鈴を作ります」と伝えると「えっ、風鈴てなに!?」

「風船みたいなやつ!?」とどんなものか分からない様子でした。

あえて実物は見せず黒板に【風鈴】と漢字で書きました。

するとすかさずA君が「風だ!!」と気付きました。

そこから風鈴は風が関係しているものだと想像できたようです。

残る謎は【鈴】です。

漢字を見ただけでは分からなかったので「リンリンって音が鳴って…」

「ドラえもんがつけてて…」とヒントを出すと「鈴だ!!」と多くの子どもが声をあげました。

「風が吹くと鈴が鳴るんだ」と分かった子ども達の次なる謎は

”どうやって作るのか”です。

第一工程はビーズ通しです。

結構細めのテグスを準備したので難しいかなと思いましたがさすがはのびろさん

全集中であっという間にコツを掴んでいました。

ビーズが中々通らず苦戦している子どももいましたが、星・花・ハート・丸など

色んな形のビーズがあったことで意欲もアップ。

色んな形を通す子ども・同じ形を通す子ども・同系色で揃える子どもと

それぞれにこだわりが見られました。

第二工程は透明カップにシールを貼りデコレーションしました。

シールの貼り方も様々で出来上がりを友達と見せ合っていました。

保育士が仕上げをし保育室の入り口に吊るすと「これ、私の」「ビーズ可愛い」

と嬉しそうに眺めていました。

風が吹いている日にドアを開けると♪チリンチリンと風鈴の音が保育室に響き、

「これが風鈴かぁ」「あっ、風鈴鳴った!!」「きれいな音だね」と友達に話しており

涼しげな音色に癒されています。

「これ、ママにプレゼントしよう」と話す優しい子どももいました。

持ち帰りますので、目と耳で“涼”を感じる風鈴が

暑い夏を乗り切るアイテムとなってくれればと思います。

透明カップの準備ありがとうございました。

後日談ですが、パターン遊びの虫カードで【鈴虫】が登場すると「風鈴と同じのが入っているよ」

とすぐに気付いた子ども達。「鈴虫はリンリンって鳴くもんね」

「鈴みたいだね」と…二つの異なる言葉が繋がった瞬間に

これぞ石井式漢字教育の素晴らしさだと実感しました。




 
七夕祭りに向けて6月より机でリズム打ちの練習を始めました。

一人ひとりが本当に一生懸命で、練習が終わるとつい必死に机をたたく為、

「手が痛かった~」と言いながらも表情はニコニコで楽しみながら集中して

取り組むのがものすごく分かりました。

そしていよいよ本物の太鼓での練習初日。

ワクワク感が表情にも表れていました。

バチを持つと「なんか重いね」「ちゃんとできるかな?」等々少し不安気でしたが

一宇音頭が流れ出すと練習通り元気に叩き始めました。

初日とは思えない堂々とした演奏にびっくりでした。

また、一宇太鼓のリズム打ちもしてみました。「あーこれ前のあすなろさんがしてたよね」

「のびろさんだったから見てたもんね!」「一宇太鼓ヤー!!」と言ってみたり、昨年

憧れのあすなろさんをしっかり見て覚えていたようです。

その憧れのあすなろさんになった今、やる気も倍増のようです。

このやる気・意欲を今後も大切にしていきながらこれから行われる

七夕祭り・運動会に向けて楽しみながら進めていきたいと思います。




給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


夏には楽しい行事がたくさんあります。

その一つでもある【スイカ割り】をあすなろさんと行いました。

スイカをもって大広間に入ると、やる気に満ち溢れた様子の子ども達。

ルールを説明したら、目隠しをして棒を持っていざ挑戦です。

周りの友達から「右!右!」「もう少し前!」「ちがーう逆!」

など声を掛けてもらいながら恐る恐る足を進めます。

振った棒が外れた時には「あ~ぁ」と大きな声で残念がり、当たった時には

「すごい!」「やったね」の声と拍手が起こりとても盛り上がりました。

一番の盛り上がりを見せたのは○○ちゃんがスイカを割った瞬間で

「割れたー!」の大合唱。全員で大喜びしました。

割ったスイカは切り分けておやつの時間においしく頂きました。

みんなで協力して割ったスイカは格別で

「甘ーい」「おいしい」と嬉しそうにスイカを頬張るあすなろ組さんでした。






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