保育者の声(つぶやき)

令和5年6月30日 更新分



0歳児(もみじ)

パターン遊びが始まると前にいる保育士をじっと見つめます。

それまで泣いていた子どももピタリと泣き止むので驚きです。

名前呼びでは、自分の名前を呼ばれると笑顔で手を挙げたり

友達の名前の時に手を挙げフライングする可愛らしい姿も見られます。

短い時間ではありますが、一歳前後の子ども達がしっかり座って前に集中する姿に

成長を感じる毎日です。

小さな子ども達のじっと見つめる目に気を引き締めつつ

子どもにとって楽しい時間になるようにしていきたいと思います。


1歳児(もみじ)

パターン保育の時、「色カード」や「動物カード」を出し、「赤」「青」「象」と言うと

その後に続き子ども達の中から「赤」の声がとび出すと、あっという間に「赤!!」「赤!!」

の大合唱が始まります。

他にも、国旗カード・漢字カードを順にフラッシュすると

大合唱まではいかなくても語尾を大きな声で発語し、楽しむ事が少しずつ増えてきました。

子ども達が楽しいを感じ始めたパターン遊びを楽しいに

変えていけるように工夫していきたいと思います。



2歳児(ふたば)

改めて、毎日の繰り返し、習慣ってすごい!を目の当たりにしました。

それは子ども達が手洗いの後に毎日行う、手のアルコール消毒です。

いつものように消毒液の前にいた子どもが消毒する様子を確認しようと見た時です。

いかにも消毒液があるかのように手の平でプッシュ、その後手の平をすり合わせていました。

そうです。エア・アルコール消毒をしていました。

その光景には度肝を抜かれながらも慌ててあやまりながら

あまりにもお粗末な環境設定の現実に、頭の中には反省の文字が動く中で消毒液を置きました。

すると、子ども達の判断は早いです。

ちゃんとエアではなくいつものアルコール消毒をすませました。

ふたば組に進級して始めた“自分で行う”アルコール消毒。繰り返しの中で獲得した行動でした。

そしてちゃんと身に付けていました。

また、そのアルコール消毒三点セット(消毒液・椅子・タオル)はおやつや給食前は

保育室から手洗い場へとつながる廊下に引っ越します。

かつてはその役目は保育者でしたがある日、何気なく手伝ってもらうとその日を境に

消毒液の引っ越しお手伝いに関心が湧き、争奪戦が見られるようになりました。

そこで、みんながその手伝いに興味があることを知り、お当番制にすることにし

早速お当番カードを作りました。

このことでお当番の役割・順番・期待感などが毎日の繰り返しの中で

身につくことを楽しみにしています。




 
つくし組で初めての折り紙”かえる”に挑戦しました。

まずは折り紙の置き方から伝えます。

「白い方が上、とんがっている方が前…」少し難しかったお友達もいましたが

保育士の真似っこをしてしっかりと準備することができました!

その後は折り紙を三角に折ってとんがりととんがり(角と角)を合わせて…ずれてしまわないよう

子ども達も真剣です!「お山とお山をぴったんこして…」と口にしながら折る姿もありました。

終わった後は折り目を『指でアイロン』で押さえるように伝え

指を『1』にして折り目をなぞるのですがこれも難しかったようで

「う~んできない…」と何度も挑戦する姿が。

それでもみんな、諦めることなく最後まで集中していました。

最後に顔を描くと「かえるさんできたー!!」と達成感で溢れていた子ども達!

「また折り紙したーい」との声も聞かれ、初めての折り紙を

楽しんでくれていたようなので良かったです!

出来上がったかえるはお部屋の6月の壁面で紫陽花と一緒に飾っています。




パターン遊びの二十四節気が春から夏に変わるとA君が「あっ、夏だね。甲虫が生まれるね」

B君が「蝉も出てくるね」と終始、大盛り上がりの虫が大好きなのびろさんです。

それもそのはず、のびろさんでは甲虫の幼虫も飼育中です。

(4年前に頂いた幼虫が命を繋いでくれています)

「幼虫元気かな!?」と飼育箱を覗いたり、「あっ、幼虫出てきてるじゃん」と

土から出ている幼虫をじっと観察したり…“気持ち悪い”と思われがちですが

毎日観察していると「かわいい」と愛着が湧いてきています。

そんなある日の朝、土から出ていた幼虫が蛹になっていました!!

(本来は土の中で蛹室を作り蛹になるのですが、土の中の水分が足りなかったり

飼育ケースが狭かったりすると土の上で蛹になります)

早くのびろさんに見てほしかったのかな!?「

蛹になってる」と私が声をあげると「先生見せて!!」「わっ、すごっ」

「オス?メス?」とそれはそれは大興奮でした。

そんな中、特に虫に詳しいA君が「先生、土から出てきていいと?」と質問してきました。

「本当は土の中でお部屋を作って、そこで体を動かして皮を脱いで甲虫に変身するんだよね」

と教えると「えっ、じゃあどうする?」「甲虫になれる!?」

とちょっぴり不安げな表情になりました。

愛着があるからこその心配ですね。透明の紙コップで人口蛹室を作り

蛹を入れると「お家できたね」と一安心です。

透明なので蛹の様子を見ることができ、朝は白かった蛹が夕方には

茶色っぽく変化したことにも気付き「甲虫になってきてる」と期待が膨らみます。

甲虫になるまでには3週間かかるので「あ、動いたー」「生きてるー」と観察の毎日でした。

そんなのびろさんの愛が届き、19日に登園すると一匹目が誕生していました。

「甲虫になってる」「見せて見せて」「これはメスだ」と大興奮。

その興奮の声は隣のあすなろさんまで届き、「見たーい」とやってきました。

誕生を喜ぶ子ども達に「元気だよ」と応えるかのように動く姿にさらに大盛り上がりの朝でした。

今年は何匹の命が誕生するのかワクワクしています。




 
一宇保育園には旬の食材が沢山あります。今回は梅の収穫をしました。

 まず、手が届く所にある梅は自分達でちぎりました。

「先生見て!!大きいよ!!」と見せたり、取り損なって転げていった梅を追いかけたり

友達が枝を下に下げて他のお友達がちぎったりと協力する姿も見られました。

次に高い所にある梅は子ども達がシートを広げ、保育者が棒で落としそれを上手くキャッチします。

次々に落ちる梅を見ながら「おー!!」と喜んだり、シートに落ちた梅を覗き込んだり

時々クモが現れてキャーキャー言ったりと、一人ひとりが楽しみながら参加できました。

子ども達の頑張りで大きなザル3杯分も取れました!!

これから梅干しや梅ジュースに変身して給食に出てくるのが楽しみです。




給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


6月の始め、あすなろ組さんと梅ちぎりを行いました。

高い所の梅は子ども達にブルーシートを持ってもらい

棒で落とすのをキャッチしてもらいました。

その時に見つけるのが上手な子ども達から「先生、あそこ!!」

「あそこにいっぱいなってる!!」などあちらこちらから声が聞こえ

叩くところを誘導してくれました。

低い所の梅は子ども達が精一杯、手を伸ばし採っており、その姿がとても可愛らしかったです。

また食育の日には「かえるパン作り」を行いました。

ちくわの穴に胡瓜を入れて作った目を用意して

それを切り込みを入れたロールパンに入れてもらいました。

「目が入らない」や「どうやって入れるの?」と困っている子どもには

「ここに入れるといいよ」と声を掛け、一緒にギューと押しこみました。

するとかわいいかえるパンの出来上がり!!

食べるのがもったいない感じで出来上がったかえるパンを「かわいいね!」と

友達と見せ合っていましたが、いざ食べると「おいしい!!」と大満足な子ども達でした。





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