保育者の声(つぶやき)

令和5年4月28日 更新分



0歳児(もみじ)

お母さんから離れる時に不安から泣いていた子ども達も今では

不安そうな表情を覗かせることもありますが、笑顔も沢山見られるようになりました。

又、少しずつ周りにも目が向くようになり、ハイハイで

動き回る範囲も広がってきました。

つかまり立ちをしたり、つかまり立ちから手を離して一人で立ち

自慢げな表情を見せることもあります。

これから行動範囲の広がりと共に、様々な表情や成長を

見せてくれるのを楽しみにしています。

スキンシップを沢山とりながら、一人ひとりが安心して

楽しく過ごせるようにしていきたいと思います。


1歳児(もみじ)

男の子6名、女の子5名、計11名のもみじ組さん。

広い部屋へお引っ越ししてワクワクの止まらない在園児と初めての保育園生活で

ドキドキの新入園児の子ども達。

子ども達も保育士も新しい環境に慣れようと手探りの毎日でしたが

子ども達は慣れるのも早く、新しい部屋を探索したり、初めて使うブロックに

大喜びしたり、戸外遊びを楽しんだりしながら落ち着いて過ごせる事も増えてきました。

沢山の思い出が出来るよう、子ども達と一緒に楽しく過ごしていきたいと思います。

1年間よろしくお願い致します。



2歳児(ふたば)

“たんぽぽみつけたよ”今月、子ども達に読み聞かせをしている絵本です。

お気に入りのページは動物達が園庭でたんぽぽを見つける所です。

毎回待ち構えて、保育者と「たんぽぽみーつけた!」と音読します。

そんなある日、絵本と同じ場面がおきました。

そうです。園庭でたんぽぽを見つけたのです。

それからは一斉にたんぽぽ探しが始まりました。

子どものワクワク感と期待感は膨らむ一方で、残念ながらそう簡単には見つかりません。

「ないね~ ないね~」の言葉だけが響く中で「あっ、あった!」

と言いながら駆け寄りました。

見るとそれはキンポウゲ、色は確かに黄色です。

たんぽぽではないけれど嬉しそうに摘み、友達にも「ハイ!どうぞ」

とやりとりを楽しむ場面に口を挟む(違うよ)ことができませんでした。

次の日は本物のたんぽぽを嬉しそうに持ってきたSちゃん。

これも絵本の中の場面と同じです。

その時にお母さんに綿毛飛ばしを子ども達と遊びたくて近日中に見つけに行く話をしました。

するとお集まりの曲が流れる中「ハイ!先生!子ども達の分あると思います」

と少し息を切らし、渡されました。

足早に車に向かわれるお母さんに「ありがとうございます」とお礼を言うのがやっとでした。

その好意に甘え、早速綿毛飛ばしをしました。

上手に“ふーっ”とできるお友達から、風に手伝ってもらって

又は持ったまま口を開かない子どもも‼

その様子をノートに書いて家庭に知らせました。

するとその後、いつも気にならない廊下に何かに誘われるかの様に目をやると

白いビニール袋が置いてありました。

「何かなぁ~⁉」と見るとその中にたんぽぽの綿毛がいーっぱい入っていました。

そういえばノートに様子を知らせた時に「牛舎の周りに、一杯綿毛あります」

と言って下さったお母さんがいらっしゃいました。

早速持って来て下さったのです。そこで、第二回目の綿毛飛ばしができました。

子ども達の感性を育ませる遊びに、協力隊員となり綿毛を持ってきて頂いた

心の行動に感謝の気持ちで一杯になりました。

子ども達が飛ばした綿毛が、来年きっときれいな花を咲かせることでしょう。




 
今年も戸外に行くと真っ先にバケツや豆腐の空容器を持ってアリや

ダンゴムシ探しに夢中になる子ども達です。

去年までは保育士に探してもらっていましたが、今年はレベルアップし

保育士に頼らず自分達でお目当ての虫をあちらこちらと探す姿が見られるようになりました。

たくさん見つけるとお友達に「一つあげる」と分けてあげる優しい一面も見られました。

そんなある日、○○ちゃんがアリの入った豆腐の空容器を持って、

「先生見てー!いっぱい見つけたよ」と、とても嬉しそうに見せに来てくれました。

「うわー!!こんなにたくさんよく見つけたね」と保育士が答えると

「うん!でもね、○○ちゃんが帰る時にはアリさんもおうちに帰るから逃がしてあげるんだ」と。

「そうだね。アリさん達もお家に帰らないとね・・・」そんなやりとりの中で

アリさんも自分と同じなんだと感じた○○ちゃんの優しい思いにほっこりした瞬間でした。

早くも虫取りを楽しんでいるつくし組さん、これからどんな発見をしてくれるか楽しみです。




ある日の戸外遊び中に「先生、幼虫見つけた!!」とA君が青虫を捕まえてきました。

それを聞いて数人の子どもが集まってきて「何の幼虫かな⁉」

「ちょうちょじゃない!?」とやりとりが始まりました。

そこで、「じゃあ、のびろさんで育ててみる?」と提案すると

「いいね!!じゃあ名前つけようよ」とB君から更なる提案がありました。

「いいね。名前何にする?」と聞くとしばらく考え「う~ん、あいみちゃん」とB君。

「いやいや、ちょうちょちゃんでよくない!?」とA君。

結局意見が一致せず、それぞれが思い思いの名前を呼ぶことになったのですが

いつの間にか”モンシロチョウの幼虫さん”になっていました(笑)

それから青虫の観察と飼育が始まりました。

緑色だったこと、園庭によく飛んでいることから”モンシロチョウ”だと予測したのびろ組さん。

「モンシロチョウの幼虫ならキャベツが好きだからね」と伝え

虫かごにキャベツを入れました。

「食べるかな!?」と毎日虫かごを覗いていましたが中々食べてくれず…

(実はこれはモンシロチョウではなく蛾の幼虫だったのですが

子ども達自身で違う事に気付いて欲しかったのでそのまま飼育を続けました。)

保育室にはモンシロチョウの成長過程の写真を掲示し、いつでも見れるようにしました。

「何で餌を食べないのかな!?」と子ども達の謎は深まるばかり。

それからしばらくすると体が茶色に変化してきました。

色の変化に気付くと「何で茶色になったの!?」

「モンシロチョウは緑よね!?」と会議が始まり、「先生ー、幼虫が茶色くなったよ」と

報告に来ました。

「あれ!?茶色くなったね。モンシロチョウは緑のまんまだけどなー」

とつぶやくと「これはモンシロチョウじゃないんだよ!!」とC君

「あっ、だからキャベツ食べなかったんだね」とD君。のびろさん気付いたようです。

「よく分かったね。すごい!!先生が調べてみたけど蛾の幼虫だったみたい」と伝えると

「蛾の幼虫かよ」「モンシロチョウかと思ったのに…」とちょっぴり残念そうでしたが

今度こそは青虫を探し続けています。

虫かごの幼虫は餌を食べれず弱ってしまったので逃がしてあげました。

虫の飼育に限らず、子ども自身で考えたり、気付いたりする経験は

とても大切で素晴らしいなと改めて実感しました。

今後も子ども達の「なんで?」「なんだろう?」に耳を傾け

みんなで考えていきたいなと思いました。




 
タッチ運動に向けてお守りを一つひとつ丁寧に作りました。

登園するお友達、保護者の方々や先生方に渡すので、沢山作らないといけない為

きちんと作れるかなと心配していましたが、そんな心配もなくやる気で次々に

折り紙を折ったりミッキーの顔の貼り付けから顔の絵描き迄、楽しんで作ることができました。

いよいよタッチ運動当日、少し緊張気味で一列に並びました。

1番目に登園してきた保護者の方に恥ずかしそうにしながらも

「安全運転お願いします!」と言い、お守りを渡しました。

回数を重ねるうちにどんどん声も大きくなり、元気に言えるようになりました。

あまりに夢中になり前のめりになって、気付くと初めにいた場所よりもずいぶんと前に来ていました(笑)

それだけ一生懸命に取り組めたこと、みんなで安全運転を啓発することができ

嬉しく思いました。




給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


暖かくなり、山菜など沢山の食材が旬を迎える4月。

今年も食育活動の一環としてあすなろ組さんと

筍の皮むきやふき採りを行いました。

筍の皮むきでは班に配られた筍を回しながら、「冷たーい」「大きい‼」

「くさーい」など、見て触れてならではの様々な声が聞かれました。

皮をむいた筍は次の日に(誕生会)筍ご飯として頂きました。

自分達でむいた筍の味は格別のようでおいしそうに頬張るあすなろ組さんでした。

ふき採りでは次々に採ったふきを持って来て「見て、大きいの採れたよ」

「この葉っぱトトロみたい」など楽しんでいました。

小さい頃から山菜を食べる機会はなかなかないと思いますが

このような食育の体験を通して色々な味を知り、好きになってくれれば嬉しく思います。






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