保育者の声(つぶやき)

令和6年3月29日 更新分



0歳児(もみじ)

入園当初はずりバイやハイハイ、よちよち歩きだった子供達も今では歩行がしっかりとしてきて、

行きたい所に行ける喜びを知り、行動が更に活発化してきました。

また少しずつ言葉が出るようになり、はっきりしないながらも楽しそうにおしゃべりをしたり、

大好きな曲に合わせて「ガオー」「ゴーゴー」と言いながら踊りを楽しむようになりました。

これまでは保育士としていた“いないいないばあ”遊びを友達と笑い合いながらする等、

ひとり遊び中心だった子供達も友達と遊ぶ(一緒にいる時間)ことも増えてきました。

そのような中で、友達が泣いていると顔を覗き込み心配する様子や頭をよしよしと

撫でて気にかけたりと優しい心も育ちつつあります。

園生活の様々な場面で一人ひとりの成長を見守ることができました。

これからも益々心も身体も大きくなっていくことでしょう。楽しみにしています。

1歳児(もみじ)

0歳児の部屋から広い保育室へお引っ越しをし、ワクワクでいっぱいだった4月。

目に映る全ての物がキラキラしていたのでしょう、ロッカーの引き出しを開けたり、

ピアノの蓋を開けてみたり、布団の山を崩したり、よくイタズラしていたなあ-

と思い出が蘇ってきます。

あれからあっという間の一年間。色々な事に、一緒に取り組む中で少しずつ、

少しずつ自分で出来ることを増やしてきた子供達はまだまだお手伝いが必要な事も

多々ありますが、『やってみよう』とする気持ちが大きくなった様に思います。

子供達のパワーに圧倒されながらも、元気と笑顔をたくさん貰い、

子供達の色々な成長の場面に立ち会う事が出来、とても楽しく過ごすことができました。

4月からは黄色帽子のお兄さん・お姉さんになりますね。

一年間ありがとうございました。



2歳児(ふたば)

去年の豆まきは鬼の登場に大泣きし、しばらくは”鬼”の言葉を聞いただけで

顔色が変わっていましたが、今年は、節分当日はさすがに怖い印象を抱き、

泣き出す子供もいましたが、立ち直りが違いその後、みんなが人差し指二本を頭に立て

鬼に変身し「鬼だぞー!!」と言いながら遊びだしました。

みんなですれば怖くない様を醸し出して同士の結束感で、

楽しむ遊びへと子供達が自ら変えていきました。

それと同時にお遊戯会に向けて、劇遊びの取り組みが始まり、

やがて一つのことを一人ひとりが役割を果たし楽しむ醍醐味を感じたようです。

その経験も重なりここにきて、友達と一緒に同じ遊びを楽しむ姿が深まりました。

今でも裏庭や園庭で誰とはなしに「鬼だぞー」のごっこ遊びが始まります。

子供達の中から生まれた遊びは、直ぐによみがえり不滅です。

また、子供達が自分の思いを伝える力もついたことで、やり取りが弾んでいます。

時には自分の気持ちを伝えるが故に、気持ちのぶつかり合いが生じることもあります。

その時は、保育者を介して友達の気持ちに気付こうとしています。

お父さん・お母さん以外の人たちの中で過ごす不安からスタートした園生活が

やがて友達や保育者と過ごすことで安心して、好きな遊びをじっくり楽しむ遊びから

友達と一緒に遊び楽しむ事を知りました。

未満児さんで過ごした時間を糧にいよいよつくし組への門をくぐります。

きっと新しいことをみんなで楽しみにしながら友達とのつながりは益々大きくなることでしょう。

楽しみにしています。




 
先日、4月から子供達が描いた絵をまとめたものをみんなで見ていると、

「これ、なーに?」「みんなが作った壁面と絵だよ!!覚えてる?」「うん!覚えてる!!」

「あっ、これ○○ちゃんが作って描いたのだ!」

「アイスクリームと雪だるま、絵具でスタンプしたね!!」

「これお父さんとお母さん描いたのだ」など壁面を作ったこと、

絵を描いたことを思い出しながら会話が弾みました。

そんなつくしさんも4月からのびろ組。

子供達はのびろ組になることが楽しみで、毎日のびろ組の話でもちきりです。

つくし組で楽しかった思い出を振り返りつつ、のびろ組に進級する事を

期待してほしいなと思いました。



3月5日(火)外は雨が降っています。

のびろさんの心配は翌日の遠足です。

「雨、止まないかなー」「明日、遠足行けるかな」と子供達の心も雨模様…私が

「明日は雨が止んだらいいね!遠足行きたいね」と伝えると

「あっ!!てるてる坊主作ったら止むかも」とA君。

「それいいね!!」「作りたい」と子供達から次々と声があがりました。

「じゃあ今から作ってみる⁉どうやって作るんだっけ?」と尋ね、

まずは私が作ってみることにしました。

「まずはティッシュを丸める」とB君(広告用紙で代用)「それにティッシュをかぶせて結ぶ」

とCちゃん。

ティッシュをかぶせる所まで行い、「どうやって結ぶの」と質問すると「ひも」と

答えてくれたものの「ひもで結ぶの難しくない⁉」の意見が出た為、

どの方法が簡単なのかみんなで知恵を振り絞ります。

しばらく考えDちゃんが「輪ゴム!!」と叫びました。

”それなら出来そう”と子供達も納得の様子でした。

後はマジックで顔を描いたら完成です。

保育士が作るのを見ていたのでイメトレはバッチリで「さぁ、作るぞ」と

意気込んで作り始めました。

イメージ通りにできる所もあれば「あー丸くならない」「ティッシュが上手く被さらないよ」

「輪ゴムどうやってつける??」と苦戦する工程も…そんな時はすぐに「先生ー!!」

ではなくまずは友達に聞いて一緒に考えたり、中には「してあげようか」の優しい声も

聞かれ気持ちのこもったてるてる坊主が完成しました。

「お空に見える所がいいけん入口に飾って」との要望を受け、

空に見えるように飾ると「いいね」と大満足で「明日晴れますように」

「太陽さんお願い」と手を合わせていました。

素直な子供達の願いが神様とお空に届き、翌日は雨があがりました。

「のびろさんがてるてる坊主作ったけん晴れたったい」と得意げな子供達。

カントリーパークに行くと太陽さんも顔を出してくれ、

あすなろさん・つくしさんと遠足を満喫しました。

てるてる坊主は大切に持ち帰りました。

私の保育の目標である”子供の主体性を大切にする”を実践できたできごととなりました。

のびろ組になり、あっという間の一年が経ちました。

この一年色々な事があったな~と懐かしく思うと同時に、

心も体も逞しくなったなと成長を嬉しく思います。

色んな場面で「なぜ?」をみんなと追求する時間はとても楽しかったです。

年長組になってもその探求心を忘れずに成長していくことを期待しています。



 
胸にコサージュをつけ、ベレー帽を被り、その姿はいつもよりお兄さん・お姉さんに

見えるあすなろさん。

「あー緊張する」「絶対お母さん泣くけん!!」「楽しみだね」と

それぞれが自分の気持ちを伝え合いながら時間を待ちます。

いよいよ卒園式が始まりました。

いつもと違う雰囲気に一瞬ソワソワする姿も見られましたがさすがあすなろさん。

すぐに背筋をピンと伸ばし座りました。

厳かな雰囲気の中で、元気に返事をしたり、立派にお別れの言葉を伝えるお友達、

お父さん・お母さんへの感謝の言葉を心を込めて伝える姿は本当に素晴らしく、

今までの日々を重ねて本当に成長を感じ涙腺が緩んでしまいました。

いよいよ4月から小学生です。

それぞれ小学校は別になりますが一宇保育園という大きな家族の中で過ごした日々を胸に

新しい道を元気に進んで行ってほしいと思います。




給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


3月の食育はお別れパーティーを行い、

あすなろ組さんにとっては最後の食育となりました。

メニューのお菓子は、カップケーキにチョコと飾りをトッピングしたもの、

小さい丸型のせんべいを数種類、ゼリーを用意しバイキング形式にしました。

クラス別に並んで自分の好きな物を取るというやり方を聞いたらバイキングの開始です。

並んでいる時に友達と「私はチョコにする」「僕はどうしようかな…」と

会話からワクワクが伝わってきます。

みんなが取り終わって席に着くと「いただきます」の挨拶をしておやつの時間の始まりです。

「おいしい!!」「ゼリーが一番おいしかった」「チョコ好き!!」など喜びの声が

あちこちから聞かれあすなろ組さんは最後の食育を満喫できたのではないかなと思います。

この一年で食べられる量も増え、体も大きく成長した子供達。

これからも給食・食育を通して子供達に食に関することを伝えて

興味を持ったり好きになってくれれば幸いです。






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