保育者の声(つぶやき)
各クラスの保育者の声を毎月更新致します。令和5年12月29日 更新分
0歳児(もみじ) 「お片付け~お片付け~♪」と保育士が歌いながら片付けを始めると 子供達も一緒に片付けを始めます。 「あそこにボールがあるよ」と指差し伝えると、取りに行く子供 保育士から受け取っておもちゃ箱に入れる子供、残っているおもちゃを見つけると 取りに行く子供やおもちゃ箱をしっかりと握って チェック係かのように立っている子供など様々です。 もちろん中には遊び足りない様子で遊んでいる子供もいますが、 片付けをした友達が褒められていることに気付くと持っているおもちゃを 入れに行こうとしたり、保育士に“お片付け?”と 確認しているかのように見つめたりします。 そんな子供達に片付ける度に「上手にできたね」「ありがとう」 と褒めると、拍手をしたり嬉しそうに笑みを浮かべています。 1歳児(もみじ) パターン保育の『色カード』が出てくると「赤」「青」「黄色」と大興奮の子供達。 もっと楽しく色遊びが出来ないかなぁ~と考え、色画用紙を使ってクレヨンを作り、 『どんな色がすき』の歌に合わせて子供達の前に出してみました。 すると目をキラキラさせながらクレヨンを見つめる子供達。 続けてもう一枚出すとこれまでに聞いたことのない大きな声で 「赤~!!」と答えてくれ、次々に黒板にクレヨンを貼っていきました。 「桃色」「橙色」のクレヨンが並び、残りが4色になりました。 今まで元気に答えていた子供達から「○色~!」と声が聞かれなくなりました。 するとMちゃんが大きな声で「全部~!!」と言ってくれました。 歌の終わりを覚えていたのでしょう。 その声に合わせてみんなで最後まで歌い、色遊びを楽しむことができました。 これからもたくさんの童謡を子供達と楽しく歌っていきたいと思いました。 2歳児(ふたば) 11月下旬から諺カルタ遊びを始めました。 今では読み手が読むと、それを真剣に探し「ハイ」と言いながらカルタを取る場面は、 ちょっと大げさかもしれませんが映画“ちはやふる”(こちらは百人一首ですが) のワンシーンを彷彿させます。 さらに、同時にカルタを抑えた時には、じゃんけんの提案を受け入れます。 ですから負けても泣きません。また、一瞬で遅れた時にはカルタの上に手が重なりますが、 その時も一番下に手がある友達が早かったことをこちらの促しでちゃんと理解し、 次のカルタへ気持ちを切り替えます。 これら全ては、繰り返し遊ぶ中で子供達が身に付けたことです。 やはり、柔らかい脳は水を吸い取るスポンジの勢いだと確信しました。 そして、今次のステップへ突入。 それは取ったカルタを「先生!自分で数える」と言い出しました。 気持ちを尊重し側で見守ると、床に一枚一枚置くタイミングと カウントがずれていくこともありますが数え終わったら「〇枚」と保育者の所に持ってきます。 ”自分で”の達成感から誇らしげです。 もちろん、保育者と一緒に数えることを楽しみにしている子供達もいます。 それから数への関心は、カルタ遊び以外の場面、パジャマに着替える時にも感じます。 「三枚着てる。○○君も?」、保育者に「一枚脱ぐ?」の会話も聞こえてきます。 カルタ遊びを通して、その本来の遊びの楽しみも味わいながら、 数への関心と枝葉が分かれ始めました。 さらにまた探求心の枝葉が分かれグングン伸びるように配慮しながら 過ごしていきたいと思いました。 |
誘い合いの声が聞こえてきました。 戸外へ出ると早速鬼ごっこが始まりました。 「僕が鬼する~!1.2.3…..」と数え始めると、鬼以外の子供は「うわ~!!」と走って逃げ、 鬼になった子供は「鬼だぞー!!」と友達を追いかけ、 捕まらないように必死に逃げ回る子供達。 ちゃんと鬼ごっこ遊びが成立していました。又、子供達は私も誘ってくれました。 私が鬼になると、みんな思いのほか足が速いので必死に走ってもなかなかタッチができず、 子供達に「こっちだよ~!!」と余裕の声につい必死になりますが、 いつも素早く逃げられてしまいます…..。 それでもどうにか私が子供達にタッチできても、またすぐにタッチが返ってきて 鬼になってしまい、“敵わなくなったなぁ~”と実感しています。 ルールを理解することがまだ難しい部分もありますが、 ルールのある遊びを取り入れみんなで遊ぶ楽しさを味わえるようにしていきたいと思います。 |
”お店屋さんごっこしたいなー”のつぶやきを受け、保育参観で計画しました。 そうと決まればみんなで作戦会議です。 「何屋さんがしたい?」の質問に自分の考えを積極的に発表してくれ、 いかにお店屋さんごっこを楽しみにしているのかが伝わってきました。 魚釣り・ドーナツ&ジュース・お面・万華鏡・おもちゃの5つに決まりました。 お店が決まると今度はどうやって準備するかの話し合いです。 「魚釣りの魚はどうする?」のはAくんが「俺が川か海で釣ってこようか!?」 と…子供らしい発想ですよね。 「いい考えだけどそれは難しいかなぁ~」と伝えるとBちゃんが「じゃあ作れば?」 と新たな提案をしてくれました。 ここで終わらないのがのびろさんです。 次の議題は魚を何で作るかです。 葉っぱ・段ボール・牛乳パック・画用紙と様々な意見があがったので 多数決で画用紙に決まりました。 魚の形に切った画用紙にマスキングテープ・折り紙・丸シールを使い 思い思いの魚が出来上がりました。 又、お面では秋ならではのどんぐりや落ち葉を使い、同じものが一つもない 可愛いお面が完成しました。 約2週間かけてみんなで、”あーでもない””こーでもない”とお店屋さんの準備を進め、 前日にはお店屋さん・お客さんをする上での約束を確認し、 完成した商品を見ながら「楽しみ♡」と話しました。 するとC君が「お母さんにも魚釣りさせたいなー」と…私もそこまでは考えていませんでした。 なんて優しいんだろうと思いながら「魚は、一匹ずつしかないんだけどどうしようか!?」 と尋ねると「もう一匹作る」というDちゃんの提案に「いいね」とみんな賛成し、 急遽追加で魚を製作しました。 子供達が主体となって内容を考えたことで、友達と共に意欲的に取り組むことができ、 私自身もワクワクしながら準備を進めることができました。 そして迎えた保育参観では友達やお家の方と思いっきり楽しみ、 「いらっしゃいませ」「これ下さい」などのやりとりが飛び交う賑やかなお店屋さんとなりました。 子供達のとびっきりの笑顔が忘れられません。 欠席していた子供達は後日お店屋さんごっこをみんなで楽しみました。 改めて子供の想像力・発想力はすごいな、面白いなと思いました。 自分達で考えたからこそ満足感・達成感もひとしおだったと思いました。 |
6月に親子で製作したお茶碗を使ってお茶遊びをすることを楽しみにしていました。 事前にお友達は練習で抹茶の味を堪能しました。 「苦い!」「おいしい!」「抹茶ラテとは違う!」等、それぞれの感想が聞けました。 そしてお茶の運び方、相手へのお茶の出し方等たくさんの手順を学び、いざ本番です。 抹茶が入っているので恐る恐る歩く子供、勢いよく歩き出す為危うくこぼしそうになる子供、 ドキドキして忘れてしまったり冷静に所作をこなす子供と様々でしたが、 一人ひとりが大好きなお父さん、お母さんの為に一生懸命手順を踏まえながら 抹茶を運ぶ姿はとても新鮮でお茶の心を得ているかのように見えました。 また、抹茶を運ぶ子供達を見るお父さん、お母さんも普段とは違った一面に触れ 成長を感じられたことでしょう。 親子で製作したお茶碗で飲む抹茶は格別だったことと思います。 コロナ禍でお茶遊びが出来ない年が続いていましたが、 保育園最後の参観で、行う事ができ、良い思い出になったことと思いました。 |
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