保育者の声(つぶやき)

令和6年11月1日 更新分



0歳児(もみじ)

ただいまアンパンマンのしかけ絵本に夢中の子供達です。

「かず」「あいさつ」「のりもの」の3種類があり、「かず」の絵本の最後に

”10”の所で10のキャラクターが飛び出すと「わぁー!」と盛り上がり

「あいさつ」では、キャラクターが”ありがとう”と頭を下げると一緒に下げたり、

”さようなら”と手を振ると振り返します。

「のりもの」で消防車のはしごや飛行機が飛び出すと拍手をしたり目が輝きます。

読み終わる度にはっきりと出ない言葉で何やら訴えるので「まだ見たいの?」

と聞くとしっかりと頷きます。

絵本を広げるとすぐにやって来て話が始まるのを今か今かと待っています。

1歳児(もみじ)

運動会を経験し、体力がつきますます活発になってきました。

砂場遊びや滑り台も大好きなのですが、最近の人気はブランコ前の恐竜の遊具です。

登り始めた頃は、手と足の動かし方がぎこちなく、中々スムーズに登れず後ろから支え、

見守っていないと危ないなぁーと思っていたのですが、

腕や足の力もつきササっと登ってしまうようになりました。

子供達も自信がついた様で嬉しそうに何度も何度も登り上からの景色を

楽しんでから滑り台を滑ってきます。

次はどんな事にチャレンジしてくれるか楽しみです。



2歳児(ふたば)

トイレに行き、手を洗ったらスリッパを脱いでそのままにして行く事が多かったので

「並べてね」とその都度声掛けをしていました。

ある日Aさんが「先生、きれいにしとったよ」と言ってきたので見ると、

赤青のスリッパがきちんとそろえてありました。Aさんに「並べてくれてありがとう」

と伝え「見てみて、Aさんがスリッパを並べてくれたよ、次に履く人はどうかな?

すぐに履けるね、気持ちいいね」と話していると、Mさんが「ありがとう」と言いました。

その言葉をきっかけにみんなも「ありがとう」と伝えるとAさんは

少し照れながら嬉しそうに笑っていました。

次の日から一人、また一人と「スリッパ並べたよ」と知らせて来る子供が増え

ありがとうの花が咲いています。

「バックオーライしてね」を合言葉にスリッパを後ろ向きに脱いで並べる、

更にスリッパが並んでいなかったら揃えることを園の約束の一つである

“履物を揃える”を目標にして毎日の繰り返しの中で積み重ねていけたらと思います。




 
運動会で友達と一緒に走ったり、お遊戯をしたりの経験を通して、これまで以上に

クラスの友達と同じ遊びを楽しんだり、友達を誘って遊ぶ姿が見られるようになってきました。

「〇〇ちゃん一緒に~して遊ぶ?」と友達を誘い砂場でままごと遊びを始めたり、

「〇〇君一緒に座ろう」と仲良しの友達同士が並んで座ったり、「〇〇君一緒に三輪車乗ろう」

と数名のグループで遊んだりする姿が見られるようになってきました。

中には、進級当初は一人遊びが多かった子供も、最近では友達の中に入り

一緒に楽しく遊ぶ姿が増えました。

また、今までは子供同士でトラブルがあると、「先生、〇〇くんがね、~してきた」

と言う報告が頻繁にあったのですが、最近では自分達で自分の思いを伝えたり、

相手の気持ちを聞くことで、折り合いが付けられるようになったのでしょう。

困り感の報告が減ってきました。

運動会を通してつくし組の子供同士の絆がもっと深まり嬉しく思います。

これからも友達との関わりをたくさん楽しんでほしいです。


「運動会、楽しみ!」「なんかドキドキする!」「緊張するけど頑張る!」

等など、それぞれが期待感を持って挑んだ運動会。

楽しそうに口ずさみながら笑顔で踊ったり、大玉転がしではお父さん、

お母さんと嬉しそうに大玉を押す姿が見られました。

一番びっくりした事は、かけっこです。

いつもと違ったみんなの鋭い視線。

なんと、ほとんどのお友達がフライングをしてしまいました。

それぐらい1位になりたい!速く走りたい!という気持ちが大きい証でした。

そして、必ず順位がつきましたが、走り終えた子供達は自分の目標

(最後まであきらめずに走る)を得たようで、みんな清々しいやり切った表情でした。

それはきっと心の1等を得たに違いありません。





 
運動会の取り組みを始める前に、まずはどんな競技に出るのか去年の運動会の

あすなろさんの姿を思い出しながらみんなで振り返りました。

「太鼓してたね」「あっ、ソイヤって踊ってたね」「玉入れしてたね」

「消防のやつもあったね」と色々蘇ってきました。のびろ組の時にいかに

あすなろ組に憧れていたかが伝わってきました。

今年は自分たちの番、そして保育園最後の運動会です。

出場競技が多いことが分かると、「楽しみだなー」や「大変そうー」

「できるかな」と思いは様々です。

「みんなならできるよ‼」「あすなろさんだからこんなに出番があるんだよー」

「運動会頑張ったらお家の人や先生達がびっくりするんじゃない⁉」と私が声掛けすると

「ビックリして泣くんじゃない」「感動するかも⁉」と子供達から声が上がりました。

そこで≪お父さんとお母さんをびっくりさせよう‼≫をあすなろ組のスローガンに掲げ、

運動会の練習に取り組みました。覚える事もたくさんでしたが、

子供達は毎日の繰り返し、そして褒められることで自信をつけていきました。

「Aちゃん、花笠上手だね」「B君走るの速いね」「C君声が大きいね」

など互いを認め合う姿もあり、友達との絆の深まりも感じました。

本番が近づくにつれて「楽しみだけど緊張するー」「みんなびっくりしてくれるかな⁉」

ドキドキワクワクの子供達。

そして迎えた運動会。

前日まで天気が不安定でしたが、みんなの頑張りを見ていた神様からのプレゼントでしょう。

当日は晴天に恵まれ、運動会日和となりました。

オープニングの息の合った一宇太鼓、そこから子供達の気合いが伝わってきました。

演奏を終え、たくさんの拍手を受けながら退場する後ろ姿、かっこよかったです。

様々な競技で一人ひとりが自分の持つ力を発揮してくれたと思います。

閉会式で頂いた金メダルを首にかけた子供達の表情は達成感に満ち溢れ、

金メダル以上に眩しいくらい輝いていました。

お父さん、お母さん方は子供達の頑張り、成長にびっくりされたことでしょう。

子供達にとっても心に残る思い出となったに違いありません。






給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


食器返却の際、友達と声を合わせて

「ごちそうさまでした!おいしかったです」

と必ず感謝の言葉をかけてくれます。

おまけにニコニコ笑顔です。その表情から

本当においしかったことが伺え、私も嬉しさがこみ上げてきます。

普段、子供たちと接する場面が少ない私にとって、

直接子供達の気持ちに触れるこの場面は間違いなく、

次への活力となっています。

これからも子供達の元気な体の源であるおいしい給食作りに励んでいます。






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