保育者の声(つぶやき)
各クラスの保育者の声を毎月更新致します。

令和6年1月26日 更新分



0歳児(もみじ)

子供達が大好きなアンパンマンのしかけ絵本を準備すると子供達の目が輝き始め、

普段読む場所に自然と座り始めます。

保育士が前に座り表紙を見せるとそれまで座っていなかった子供も

何が始まるのか気づき座りに来ます。

読み始めると嬉しそうに「アンパンマン!!」と言ったり、絵本の中でキャラクターがおじぎをすると

一緒におじぎをしたり“さようなら”の場面では手を振ったりと楽しそうです。

読み終わると「も!!」「もっかい!!」と人差し指を立ててアンコールが始まります。

そこで「もう一回見る人―?」と聞いてみると「はーい!!」と可愛い手が次々と挙がります。

何度読んでも大好きなアンパンマンに釘付けです。

1歳児(もみじ)

いつもの様に靴を履くと元気に戸外へと走り出した子供達。

それぞれ好きな場所で遊んでいるのですが、その日は、砂場遊びが一番人気!!

「先生ーハイ‼」とスコップを渡し、一緒に遊ぼうと誘ってくれました。

「山を作ろうかー」と声を掛けると持っていたスコップで砂を掘り、一緒に山を作り始める子や、

ペタペタと押さえ固める子、上手に役割分担をしながら少しずつ山が大きくなっていきます。

「もういいかなぁー」と声を掛けると「もっと」「大きい(大きくしたい)」と子供達。

再び砂を掘り大きな山が出来上がると「わぁー」「すごーい」と大喜びしました。

『みんなで一緒に作った』事を体験でき、良かったなぁーと思うと同時に、

協力し合えるようになってきたんだなぁーと子供達の成長を感じた一時でした。



2歳児(ふたば)

「あれー⁉」・「なーい」・「先生―!」、これらはパジャマの最後のボタンを

掛けるところがない。

つまりボタンの掛け違いが生じた時です。

ちゃんと気づきスルーすることなく声を上げます。

そこからはやり直しです。

一番上のボタンの位置が少しやりづらさは確かにあります。

そこで、一番上を少し手伝うと掛け違いがグーンと減りました。

そして回を重ねると「あれー⁉」「なーい」「先生―!」の掛け違いの声が消滅しました。

その代わりにというのもなんですが、パジャマに着替えているところを見守っていると、

ボタンを上からかけるのか、下からかけるのか、“どっち派”論争が始まっていました。

繰り返すうちにやり易い方を見つけたようです。

共通話題ではありますが、ちょっと大人びたやりとりに驚きました。

そしてどちらかと言えば気持ちを遠慮がちに表現する子供もこの時ばかりは「○○は上」と

控えめに言いながら、人差し指を上にあげました。

このコミュニケーション力には流石にクスッと笑ってしまいました。

又、このやりとりが成立する友達関係にユーモアあふれているなぁと感じました。

引き続き着替えている様子を見ていると、更に発見!!それはパジャマを着てしまってから、

洋服を片付ける・脱いだ服を片付けてからパジャマを着る・パジャマの上着だけを着た後に

洋服を片付けてパジャマのズボンをはくなど様々ですが、きっと一人ひとりの段取りが

その中にあることを感じました。

最後に、保育者と一緒に着脱する子供もいますが、1人で着脱し脱いだ服が

裏返しになっている物は元に戻し畳んで片付けることができるようになりました。

“継続は力なり”です。次はどんな友達同士のやりとりがキャッチできるか楽しみです。





 
先日行われたかるた大会に向けてつくし組では毎日かるた遊びをしていました。

「どこかなぁ~」と真剣に探し、詠まれた諺かるたを見つけると

嬉しそうに取り友達に見せたり、時には「あっ、間違った!笑」とお手つきをしながらも、

「先生!今日は〇枚取れたよ!!」「私は〇枚しか取れんかった~!」と

楽しくかるた遊びをしました。

又、家に帰ってからも家族とかるたをし「朝からも練習したい!!」と”朝昼晩”と

頑張っているお友達もいました。

かるた大会当日は、初めての雰囲気に少し緊張していた子供もいましたが、

今まで頑張ってきた成果を発揮できた子供やあと少しで入賞でき

悔しい思いをした子供もいました。

賞状や記録賞を家に持って帰り、「頑張ったよ。〇枚も取れた!」と

とても嬉しそうに家族に報告したそうです。

しかし”A君よりももっと早く取れるようになりたい!!”とその悔しさをバネに

かるた大会の翌日から来年に向けてまたかるた遊びを始めている子供もいます。

かるた大会に向けての遊びを通して、難しいからとすぐに諦めていた子供達が

繰り返し遊ぶうちに、かるたを取れるようになり、更に枚数が増えていくことで

自信がつきました。

そのことにより難しいのイメージから脱し、楽しいに変換できたことは

子供達にとって大きな成長でした。



かるた大会に向けて12月から本格的にかるた遊びを取り入れました。

始めは取れる枚数に差があり、A君とBちゃんが断トツでした。

他の子供達は「凄いな」と憧れの眼差しで見ていました。

そこでひらめきました!!WBCでの大谷翔平選手あの一言。

『憧れるのをやめましょう』を合言葉に取り組み、その時の子供達に合わせて

グループ分けを行いました。

まずは取りやすい諺から始めました。

例えば生き物が出てくる諺、漢数字の一がある諺、名前の漢字がある諺などです。

すると子供達の取れる枚数も増えていき、それが自信・意欲につながっていきました。

又、家庭にかるたがある子供は家族で取り組み、お正月休み明けにはグーンと力をつけていました。

そこでくじ引き→予選→決勝と本番同様に行いました。

予選・決勝の枚数を黒板に書き、誰が決勝に上がれるか・優勝は誰なのかをみんなで確認しました。

枚数の多い・少ないを自分の目で見られたことで「やった‼決勝だ」「今日はダメだった」

「明日頑張ろう‼」と素直に結果を受け止められ、ルールの理解にもつながりました。

決勝に上がれば2回出来るということもあり、子供達のかるた熱があがったことを

表情・かるたを取る時に響く「ハイ」の声や床の音から感じました。

おかげで断トツだったA君・Bちゃんにも追いついて来ました。

合言葉の通りになったのです。

なんと素晴らしい!!互いに切磋琢磨しあっているなーと成長を嬉しく思いました。

迎えたかるた大会・・自分の枚数に満足している子供、いつも以上の力が出せた子供、

大会の雰囲気に緊張した子供と様々でしたがカルタ大会を終えた子供達からは

今まで取り組んで頑張ったという自信が感じられ頼もしく見えました。

来年こそは賞状を‼とすでにリベンジに燃えている子供もいるようです。

今後の大きな行事に向けても互いに認め合い、切磋琢磨しながら心を合わせて

取り組んでいけるだろうと楽しみになってきました。



 
音楽会に向けて毎日の練習を頑張っているあすなろさん。

その合間の自由時間は好きな遊びを楽しんでいます。

粘土遊びでは、立体的に座っている女の子や粘土ベラに粘土を貼り付け三つ編みにして

女の子を作ったりと繊細な作品ばかりです。

また、塗り絵も大好きでアーニャやすみっコぐらしが人気で友達同士で「ここは何色だったよね」

「この色にしよう!」等と話しながら塗っています。

お陰でずいぶんと色鉛筆が短くなりました!そして最近人気なのが“あやとり”です。

あやとりのレパートリーが少ない担任なので他の先生から教えてもらうとあっという間に覚え、

披露してくれました(私もこっそり自主練しなくては・・・)

また、二人あやとりも上手になり、手品等もできるようになったお友達もいました。

音楽会やお遊戯会に向けて全力で頑張るあすなろさんですが、このようにゆっくり好きな遊びを

楽しむ時間も大切にしながら、残りの二か月を楽しんでいきたいと思います。




給食のつぶやき
給食のつぶやきをお届けします♪


お餅を食べる機会が増える1月。

保育園でも鏡開き・どんどやの日にお餅を食べました。

鏡開きの時はぜんざいを頂くだけでしたが、どんどやの時には

自分でお餅を焼くことに挑戦!

お焚き上げの様子を見た後に持参した竹とお餅を持ってお餅焼きスタートです。

竹を持っている子供達からしばらくすると「顔が熱い」「先生まだー?」の声。

お餅を見てみるともう少しです。

竹の向きを変え「ここが焼けたら食べられるよ。もう少し頑張ろう!」と

声を掛けると、子供達は頬を赤くしながら根気強く焼いていきます。

「もういいかな」の声にお餅を見るときれいに焼けていました。

熱さに耐えながら自分で焼いたお餅は先日のぜんざいとはまた違ったおいしさがあったようで

「おいしい!」「あついね」の声があちらこちらから聞こえてきました。

日本の伝統行事を通して食体験をすることで様々な食文化を知ってほしいと思いました。






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